「そんなにインドカレーが好きならインドに行けばいいのに」
と誰かが言った。

よし、じゃあインドに行こう!!!と考えた八朔。
出発の数ヶ月前に具体的な予定を組み始めた。

といってもお金もたいしてない私は、飛行機のチケットと宿だけがパックの
ツアーを選び、あとは自分で何とかすることにした。




そして出発の日・・・どきどきどき。


関空の出発便の表示板です。一番上のMUMBAI行きが私の乗る便です。



機内荷物を預け、最後になるかもしれないブログやメールを書いて時間を潰し
セキュリティチェックを通過。(結構厳しくて持ち込み荷物の中身を入念に見られたり、
女の人にボディチェックをされたりしました。)
そんなこんなで、エア・インディアAI315便にていざ出国。周りは外国人ばっかりだー。

日本からインドに行くにはキャセイパシフィック・チャイナエアライン、そしてエアインディア
があるのですが、私は当然エアインディア!機内食はカレーだし、キャビンアテンダントも
サリー姿というから乗ってみたいじゃないですか。

しかし、最初の機内食はなんとサーモンと野菜を豆腐にしたようなものに、餡かけがかかって
いただけのおかず。なんか和食っぽい。大根・ニンジンを油揚げでまいた煮物もあるし・・・(´・ω・`)
キャビンアテンダントさんが「チッキンorフィッシュ※★△$#〜?」と聞くので、私は魚にしたのだ。
フィッシュカレーうまそ〜!と思いこんでた私が悪かった。チキンを選べばカレーだったようだ。
ちなみに通路を挟んで向こうにいるお客さんがヴェジタリアンらしく、特別にもらってた食事がとても
おいしそうだった。野菜カレーだ・・・あぁ(`A´)

17:30 経由地の香港着。客は半分以上降りたみたい。ストップオーバーした人もいるかも。
ドタドタと中国人の清掃者が入ってきて騒がしくそうじする。トイレの戸をバンバンバンと叩き、
中にいた人を追い出して無理やり掃除してた(笑)。
そのうち、たぶん香港の空港の?乗務員がやってきて、客と席と航空券をチェック。
照合すると座席シールを貼っていくのだが、なんと服の上に直接貼るのだ。
「日本なら怒られちゃいますね^^;」と日本から来たらしい添乗員の女性が客と話していた。
それにしても機内が暑い。香港は真夏だろうか。私はTシャツ一枚になった。

18:45飛行機がやっと動き出す。2度目のウエルカムジュース(オレンジ)。
のどが渇いてたのでおいしい。


20:45くらい。機内食が配られた。以前の学習もあり、今後八朔はヴェジタリアンに
なりきることに決めました。
「Vegetarble meal please!」


うっほー!!!!!パラクパニールとダルカレー来ました!!!最強の組み合わせなんですけど。
papad(右上)もあります。至福のひととき・・・米はインディカ米のためか、ものすごく細長い。
日本の米の2倍くらいの長さ、細さです。ヨーグルトもおいしい〜。なんか分からないデザート(杏仁豆腐?)
もおいしい〜。
はぁ・・・次にインドに来るとしても絶対またエア・インディアにしよう。


エア・インディアの機内。CAもサリー着てます♪(見にくくてすいません)



21:15デリー到着。気温は日本と大差ないと感じる。
まずは入国審査、インド人用と外国人用に分かれているのを知らずにインド人用に並んでしまい
指摘される八朔(恥)。機内で書いた入国審査の紙を提出する。査証番号をがよく分からずに2つ
書いたのだが、何とか通過できたらしい。

そのあとで機内に預けた荷物を受け取るのだがなかなか出てこない。ラチがあかないので、
先に両替することにした。荷物が流れてくる場所の近くに両替をしてくれる銀行を発見。
日本では聞いたことのない「Thomas Cook」という銀行である。1万円を両替→だいたい3500ルピー
くらいになった。

荷物を受け取り、出口に向かうと旅行会社の人が私の名前を書いたプレートを持って立っている。
(この出口、出迎えの人が多く混乱しているので注意したい。外に出るとタクシーの客引きがあるらしい
と聞いていたので本当に怖かった。旅行社の担当の人を見つけて本当に安心した)
駐車場に行くと何ともレトロな車が・・・60年代を彷彿させる感じ?ドアがペラい・・・ちゃんと閉まるまで
何度もバンバンと開け閉めするw 車はインドの富豪「TATAモーターズ」製である。インドでは本当に有名
な会社で、日本でも日経新聞にちょくちょく載っている。最近は買収やさまざまなビジネスに着手し、
経営を拡大しているみたい。道路を走っているとTATAモーターズの他にトヨタやHYUNDAIがある。

旅行会社の担当者はモハンさんというらしい。「明日の予定は決まっていますか?」と聞いてきたり
「アグラなら今決めてもらったら手配しますよ。どうしますか?」と即決を求めてくる。今日は疲れているので
早く寝たいのだが・・・。断ると市内観光も勧めてきた。うざいなぁ・・・断った。
海外では少しでも不安に思ったり、引っかかることがあれば断ると決めたのだ。全部自己責任だしなぁ。


ホテルはボロいと思っていたが予想よりだいぶマシだった。




シーツも普通にきれいだ。
シングルの部屋がないためか、ダブルベッドの部屋だった。

窓に着いている機械はクーラーらしい。クーラーというか冷風機みたい・・・。



トイレは洋式だし、紙もちゃんとある。

身体を洗うときは奥のバケツに湯をためて、桶で流す。
たまに水しか出なくて焦った。あと便座が壊れていて、座るとガクっと横にずれる。


ポーターが荷物を持って部屋に来てくれた。何か不足のものはないかと聞かれたので
ミネラルウォーターを頼んだ。チップの相場が分からないので200ルピーをあげた。
そのインド人ポーターは「えぇっと、ありがとうございマス〜」と合掌して言ってくれた。

今思うとチップは高かったし、ミネラルウォーターの請求も別に来た(^^;


最後にモハンさんから電話があって、「本当に観光はいいですか?」と念を押される。
もうええて・・・。疲れてそのままベッドに流れ込む。


あ、蚊に刺されるとマズイから日本から持ってきた蚊取り線香をつけよう!

というわけで1日目終了。



翌日へ